サウンドスタンド作製記録

はじめに

 このプロダクトは、アクスタスタンドに電飾と音声再生機能をもたせたプロダクトです。アクスタを付け替えることで設定にあわせた電飾を行いながら音声データを再生します。 

 作製のきっかけは、ネットで見たプレステロゴのモデルから起動音が出るというプロダクトです。僕としてはセガシリーズがあればいいのにと思ったのでした。
 思い立ってから数か月やっと形になってきました。実質作成は1週間位ですけどね

材料

 alduino互換マイコン、今回のメインコンパクトで低価格なのが魅力です。スケッチというC++言語で書くのですが、最近のAI発達のお陰で対話しながら作成しました。コードはパラメーターの数値を変えたくらいです。1400円位

 alduinoからの指示でMP3を再生するモジュール。モノラル再生が出来ます。後から知ったのですが正規品と互換?パクリ?品がありやはり互換機はイマイチなとこもあるらしく、僕の入手したものは通信が上手く行かず、今回一番苦労しました。 300円位

    • フルカラーLED

 足が4本あるLEDでプログラムで様々な発色が可能です。これでアクスタを光らせたい

    • MicroSD
    • スピーカー 2W
    • スイッチ
    • ケース自作
    • その他、抵抗など

仕組み

    1. アクスタや、パネル、模型などにピンヘッダを取り付ける。
    2. ピンヘッダの接続がスイッチのオンオフを決める。
    3. スイッチの状態を確認する。信号はHighとLawの2つなので2x2で4パターン。
    4. スイッチが押されたら信号に合わせたMP3を再生する。
    5. MP3を再生すると同時にフルカラーLEDを点灯させる。(未実装)

作り方 Ver.1.0

信号を読み取る。

 Seeed Studio XIAO ESP32C3(以下ESP32)にA、B、C3個のスイッチをつなげ、各数値が読み込めるかを確認します。Cボタンは再生用で、A、Bのパターンは以下の通り

 A・B : 結果
OFFOFF:1
ON・OFF:2
OFF ・ON:3
ON・ON:4

 今回、スケッチ作成は、GoogleのAI Geminiと相談して作成。
 出来たプログラムをコピペして書き込み、エラーや、動作を報告修正してもらうを繰り返します。コード自体はパラメータの数字を修正するくらいしか触らずです。たまにこちらの方法はどうとか、ここ違うような気がするってコメントで改善することもあるので、ある程度プログラムの仕組みは知らないといけないかもしれませんが、飛躍的に簡単になっています。昔にかじって挫折した皆さん(僕含む)今ならやり直すチャンスですぞ

ESP32でDFPlayer Miniをコントロールする。

 ここが一番大変でした。DFPlayer Minitおはシリアル接続するのですが、命令を送っても動かない。Geminiは最初に初期化を確認するコードを入れてくれているのですが、初期化の反応が来ない。でも、出来ないをというたびに新しい提案をしてきてくれて試行錯誤、最終的には毎回初期化を入れることで再生できるようになりました。Geminiいわく通信のチェックの何バイトがうんぬんかんぬんということですが、細かいところはわからなくても結果が良ければOKということで。

信号と同期させる

 スイッチを3つ取付けパターンごとに、別の音が出るかを確認。上の2つを合わせることでスムーズにいきました。

LEDを付けてみる

 再生と同時にLEDを点灯終了と同時に消灯をしたかったのですが、どうも DFPlayer Miniからの、終了信号を読み取ろうとすると、再生もできなくなったので、今回は断念。代わりにMP3の時間を計測し時間を指定し、再生ボタンで点灯経過時間後消灯を4パターン作ることで簡易的に解決です。

ひとまず組み立てる

 第1段階の動きができたので、いてもたってもいられず製品形状へ、まずはブレッドボードから汎用基板に移動します。この配線は完全にオリジナル。特にルールとかは知らないのでなんとなく。ESP32は付け替えれるようにいています(再利用のために)。ケース端子の都合上、DFPlayerも高くしました。直付けなら5mm以上低くできたのですけどね。


 


 できた基板に合わせてケースを作ります。外周0.5mmほど隙をつくりつつ箱を作り、SDカードとUSB用の穴をつけます。




 天面カバーには、基板を押さえる突起、スイッチ、ピンヘッダ、LED光が通る為の穴をつけます。その他の穴は中確認用とプリント時間短縮の為の穴です。



アクスタ風を作る

 今回はセガの歴代ハード起動音を鳴らすのが目的でしたので、歴代ロゴアクスタを風をレジンで作成しました。

 枠を作って薄くレジンを伸ばし、軽く硬化

その上に印刷した紙を乗せ、ぷっくりするまで盛る。

硬化させたら枠をとり、ちょっとかける💦

はまるように削って

完成

完成

 第1段階が完成しました。USB電源をつないで5秒待つ(初期化があるの💦)ボタンを眺めに押すと約2秒後に音が出ます。このディレイは初期化に必要な時間なので なんか悔しい。正直もう少しレスポンスが良いといいのですが...

優しく光る



 

セガハード起動音シリーズ

起動とアクスタ連携

 今後は

 次はLEDをフルカラー化、光り方もプログラミングできるようになる予定です。スイッチピンがもう一本使えるので、最大8パターン対応も可能にできるのです。

一緒に作りませんか? 

 3Dプリント用のstlデータとスケッチのテキストデータを、boothにて販売しています。一度購入いただければ、バージョンアップは無料でDLできますのでよろしければ、カンパの気持ちで購入いただけると幸いです。アーリーアクセスってやつですね。
 

  コメント等いただければ作成のサポート、形状の微修正、今後の改造への織り込みなどお答えできたらと思いますのでよろしくお願いします。

 

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