乙女調査ファイル01:十字街まな

 

サクラ革命に登場する乙女のキャラデザイン、霊子ドレスの設定を考察する企画です。
 サービス終了から5年経過した本作品ですが、多くのデザイナーが参画しデザインされたキャラクターたちは各所にこだわりが見られます。そこから設定を再考察してみました。

 ※本記事は、私の考察と、サクラ革命オンラインミーティング全国司令総会分科会001でいただいたコメント、当日のトークを基に再編集したものです。
 公式設定ではありませんので、ご理解の上読んでいただけると幸いです。

File001 :十字街まな


 彼女をチョイスしたのは、司令総会の開催日に誕生日が近かった、というのと北海道出身といことで親しみがあるということからです。

基本情報

  •  名前:十字街 まな
  • よみ:じゅうじまち まな
  • 出身地:北海道函館市
  • 血液型:B型
  • 誕生日:1993年9月30日
  • 所属:北海道花組
  • 身長:162cm/体重:49.9kg
  •  コンセプトアート:ギンカ
  • CV:南早紀

Point 1:名前

 苗字の十字街は、出身地函館の市電の駅名”十字街”から、基も地名ではなく地域の通称から取られているのは珍しいです。

 ここに大きな謎(笑)がありまして、名前の読みがじゅうじまち、本来の読みはじゅうじがいです。十字街が商標にひっかかるとか探してみましたが、特になく謎が深まりました。かつてそのような呼び方があったのか、現地に行けば何か見つかるのでしょうか?

Point 2:北海道花組

 他の花組は地域の各県乙女がいますが、北海道は道でひとつ。ななこくんは宙組ですので、中国花組の三従者のような別枠乙女も期待されました。 

 しかし、アプリデータ解析からわかったことがあります。ボイスデータのファイルには通し番号が入っていました。1-3は青ヶ島3人組、4が鹿児島のまみやくんでした。そして、49がまなくん、沖縄乙女は既出のイラストから双子と予想させれるので50,51と考えられます。そして52が宙組で鹿児島のそうかくんですので、各県一人は当初から決まっていたと思われます。シリーズが続いていれば増えることもあったかもしれませんが、しばらくは一人花組だったのでしょうね。

 解析データからは、ほかにもいろいろ想像できることもあります。また別の機会でその辺お話しできたら楽しいのかなと思います。

Point 3:モチーフ花

 モチーフ花は北海道花である”はまなす”ですね。彼女の帽子には北海道章モチーフが使われてますので、彼女が北海道を代表する乙女であったということ。しかしながら、他の箇所にモチーフは見つかりませんでした。あえて言うなら帽子のぼんぼりが、はまなすの実に見えなくはないことも…。赤系の差し色は、はまなすの花由来かもしれませんね。

 花言葉”美しい悲しみ”は、はまなすの花は1日ほどで散ってしまう、はかなくも美しい姿に由来しているとのこと、サクラシリーズは、つらい過去を持つ乙女ばかりなので絡めたバックストーリーも見たかったですね。また、”旅の楽しさ”という言葉もあり彼女の旅する写真家という設定に合った花言葉ではないでしょうか。

Point 4:デザイン

 旅する風景写真家ということでアクティブなデザイン。自然とマッチし、彼女自身も風景と共に被写体となってもよい衣装だと思いました。護符でも素敵なイラストありましたしね。また、函館出身ということもあり、カメラのストラップにはイカがデザインされてました。

 カメラデザインは詳しくないですが、クラシカルなレンジファインダーカメラをベースにデザインされているのでしょうか。レンズ上の丸はストロボか、距離測計窓か?最後のシーンで覗いていないので、前者のストロボですかね。 

Point 5:バックストーリー

  バックストーリーの彼女の思い出に、ソフトクリームを祖父と食べたという話もあります。函館は特色のあるソフトクリーム屋さんも多いことから、地元の特色が落とし込まれています。総会参加者からのコメントより、函館の隣、北斗市の鈴木牧場のソフトクリームがおすすめといただきましたので現地に行けた際はぜひ 

Point 6:霊子ドレス

 彼女のドレス光華二式”旅風”Type-A10E6 は、旅する写真家のイメージぴったりなドレス。そして、とても特殊なドレスだとおもいます。というのは、隊服ではなく専用スーツを着用する。むつは君の"夢光"もですが、おそらくこの二つのみではないかなと。で、その理由とドレスデザインを合わせて検討してみました。 

 ヒントは、コメントで頂いた雪組の光武がベースではというもの。雪組はサクラ大戦関係の資料で1行くらいしか出てこない設定ですけどね。雪組の光武は、北方の極地に対応する光武だったのでは。その仮定をベースに考察すると、戦闘よりも極地で活動することを目的としたドレスではないか、北海道の高山極寒、流氷の海に対応できるように。その点、ふもふのフードはそのまま役割が担えます。専用スーツも着用者を保護することを優先にし、サポートテーピングのようなデザインも採用されています。動きをサポートする役目もあったと考えられます。袖や裾の広がったデザインは、外殻と内部の空間をとり、表面の衝撃が内側に伝わらないようにすることで、着用者へのダメージ軽減効果があり、徹底して着用者の生存性(防御力)を高める開発コンセプトがあるように感じられます。さらに霊子ドレスのエフェクトの特徴である霊子漏れ?が、ドレスの内側に起きていることも注目です。エンジン熱をヒーターに使用する車のように、漏れた霊子を再利用しているのではと想像させられます。

過去絵(2021)
  運用方法としては、表立った戦闘というよりは、偵察、探索が主体となるドレスではないかと。ぶれずにカメラを構えられる彼女の腕前なら、長距離射撃(撮影?)のような特技があってもいいかもしれませんね。

 ドレスのデザインは、ピッケルのようなステッキにはクマ鈴が付いています。腰にはフクロウっぽいモチーフ、足も猛禽類の足。後姿は、函館名物のイカをモチーフ。ちなみに、カメラマウントはイカの口、通称"トンビ"をモチーフにしていると思いますが、このトンビ、網焼きにするとめちゃめちゃうまい、市場などで見かけることもできるので、見つけた際はぜひガスコンロでの網焼きでも十分いけますのでお試しを。 

まとめ

 十字街まなくんの乙女調査いかがでしたでしょうか?調査にあたって事前コメントを頂けた皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。いただいたコメントが考察を深めるヒントになりました。また司令総会(オンラインミーティング)で発表することで、資料をまとめたり、ストーリーを振り返ることで彼女の魅力もさらに深りミーティングトークも改めてまとめる参考になりました。

 この記事で十字街まなくんに、魅力を感じてもらえると作成した甲斐があります。函館旅行の際は、ソフトクリームやイカをたべたり、十字街や歴史のある建物、街並みを堪能して、いい写真を沢山撮っていただけたらとおもいます。そして、”じゅうじまち ”の謎探索にも挑戦してくださいね

 まだまだ足りない、私の考察はこうだ!がありましたらコメントいただけたらと思います。もちろん、読んだよ、よかったよだけでも、次回調査に向けた気力充填になりますのでぜひぜひよろしくお願いします。

 次回調査も予定しています。テーマ決定、調査、オンラインミーティング、ブログまとめという形で進められたらと考えています。オンラインミーティング開催の時は、アンケートなどでコメントいただき、参加いただけたらと思います。その際はこちらやXで告知いたしますのでフォローよろしくお願いします。

 

コメント

  1. 調査ファイルのDB化、ありがとうございます!これはゆくゆく同人誌にまとめてほしいやつ!
    ところで、函館に10年近く前住んでましたが、十字街近辺に地名の来歴を示すものは見つけられなかった記憶があります。(探し方が雑だったので、郷土資料をさがさないと難しいのかも?)最古の電柱や、北海道最古の手動EVが近くにあります。

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    1. コメントありがとうございます。じゅうじまち問題(笑)は、開発者のみが知るというところでしょうか(ひょっとして純粋に間違っただけとか)。でも、いつかは訪れたいですね。

      削除

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