ゲームボーイポケットプリンタで遊ぶ。GBPPサーバー作成記録


ゲームボーイのポケットプリンタで遊ぼう

今回は、ゲームボーイポケットプリンタをゲームボーイ本体なしで使えるようにするガジェットを制作しましたので紹介します。
※注:本工作は個人で調査・実施した記録です。参考に作業されたことで発生した不都合に関して責任は負いかねますので、自己責任のもと実施してください。
ゲームボーイポケットプリンタは、かつて発売されていた小型の感熱式プリンタです。印字幅160ドットと低解像度ですが、今となってにあえてその解像度で印刷するのがレトロでロマンがありますよね。本来は単三電池を6本使用しますが、以前の改造でUSB PD給電に対応させました。よろしければそちらの記事も併せて参照してください。
さて、今回作成したGBPPSV(ゲームボーイポケットプリンタサーバー)には、大きく分けて2つのモードがあります。

1. スタンドアロンモード

単体でポケットプリンタに接続して動作するモードです。PCに接続するとストレージとしてマウントされ、各フォルダに対応するファイルを格納しておくことで、本体操作のみで出力できます。そのほか、ドット絵作成・印刷機能やPOS機能も追加しました。
PICT:画像データの解像度変更を内部で自動処理します。PNG、JPEG、GIFの読み込みに対応しています。
TXT:TXTファイルを印刷します。1行10文字で、タグによる太字・中央揃え・画像挿入が可能です。
QR:事前に保存したQRコード画像を印刷します(新規作成はWebモードにて対応)。
PIXELART:8x8および16x16のピクセルアートを作成できます。ディスプレイ自体は2階調ですが、内部的に4階調表現ができるようにしており、印刷も4階調に対応しています。
POS:あらかじめ用意したリストから商品と数量を選択することで、合計金額を含めたレシート印刷ができます。

2. WebUSBモード

PCやAndroid端末にUSB接続し、Webブラウザ経由でプリンタを操作するモードです。
TXT:テキストの作成、印刷、およびサーバーへの保存ができます。
PICT:選択した画像ファイルをプリンタ出力用に最適化します。二値化の閾値や変換方法を調整でき、印刷・保存が可能です。
QR:入力したテキストからQRコードを生成して印刷します。
PIXELART:ブラウザ上で4階調のドット絵を作成し、保存・印刷ができます。
FILE:サーバー内のファイルを選択してプレビュー表示および印刷ができます。


制作で苦労した点

ベースにはRP2040マイコンと互換対戦ケーブルを使用していますが、双方でロジック電圧が異なるためレベルシフタを挟む必要があることに後から気づいたり、信号のINとOUTの配線を反転させてしまっていたりと、イージーなトラブルで足止めを食らいました。


作ってみて

試行錯誤の末、初めて印刷に成功した瞬間は格別でした! アプリ制作中も次々とアイデアが湧き出てきて、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
まだいくつかバグが残っていますが、実際に使いながら修正や機能拡張を進めていく予定です。
なお、マイコンの内蔵フラッシュメモリが1MBのためSDカードの導入も検討しましたが、扱う画像データの容量自体が小さいため、ひとまずは現状の構成で様子を見ようと思います。
あ! そういえばこの機能を応用してゲームも開発中ですので、完成したらまたブログで紹介しますね。
 
最後に 
今回の制作資料とファームウェアは無料でBOOTHに公開しましたので、ご興味のある方はぜひご覧ください。アップデートがあった場合も、再ダウンロードしていただければ最新版が適用されます。質問や説明が足りない部分があればコメントください。追加修正いたします。欲しいよ!って方は入荷案内メールの登録をお願いします。製作数の参考にさせていただきます。悩んでいる方もとりあえずは登録で! 

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